髪の毛のダメージ【6大原因】を対策法と共に徹底解説!
どうも、こんばんは。
髪の傷む原因を1つずつ解説して行きます、京都府宮津市DDY hairのイッチーです。
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①熱によるダメージ
髪はタンパク質でできていて、決して熱に対して強い耐性を持つ訳ではないので、熱を加えることで形状が変わることがあります。
これのせいでツヤやコシが保てなくなり、パサつきの原因になります。
これを「タンパク変性」と言います。
タンパク変性とは
熱や薬品の作用で、髪の主成分であるタンパク質が変化を起こしてしまうこと。
このタンパク変性でよく例えられるのが、同じくタンパク質からなる「卵」の話。
生卵に熱を加えてゆで卵にした場合、もうそこから生卵に戻すことはできませんよね?
それと同じで、髪の毛も一度タンパク変性を起こすと、パーマがかかりにくくなったり、カラーが染まりにくくなるデメリットがあります。
熱ダメージの要因
熱によるダメージの主な原因は「ドライヤー」と「アイロン」でしょうか。
ドライヤー
髪を乾かす時のドライヤー、これも意外と髪は高温になります。
髪の毛は140℃くらいから炭化が始まると言われていて、乾いた状態でドライヤーを当て続けるのは変質してしまう恐れがあるため良くありません。
※ただし、あくまで当てすぎがよくないだけであり、乾かすためのドライヤーは必須です。
そのあたりはコチラを↓
ヘアアイロン
スタイリングする際に用いるヘアアイロンも熱ダメージの要因になります。
先述にもありましたように髪の毛は140℃くらいから傷みだします。
ヘアアイロン(カールをつけるコテ・クセを伸ばすストレートアイロン)でスタイリングする際にその温度140℃以上でやる事も多いと思います。
なので、その際は傷みの原因を伴っているということなので注意が必要です。
ではどのように対処すればいいのか。
それぞれの対応策をご紹介します
ドライヤー対策
ドライヤーによるダメージから毛髪を守るためには、大きく分けて2つ。
乾かし方
ドライヤーを当てる際に、髪の毛が必要以上に高温にならないようドライヤーと毛髪の距離をある程度とる事が重要です。
近付きすぎると当然熱が大きくなるので、20cmくらいは離して当てる意識を持ちましょう。
あと、最後に冷風を当てるのも効果的です。
髪を保護する役割のキューティクルは冷ますと閉じてくれるので、よりしっかり保護してくれます
洗い流さない(アウトバス)トリートメント
ドライヤーをする前にアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)といった保護剤を塗布するようにしましょう。
これにより熱からのダメージをより最小限に抑える事ができます。
この時、頭皮の方には付けずに中間から毛先に付けるイメージで。
頭皮に付けると頭皮の詰まりの原因になります。
より傷みやすい毛先中心に付けるようにしましょう
アイロン対策
ヘアアイロンを使う際の注意点も大きく2つ
長時間(何度も)通さない
長時間高温にするのはよくありません。
手短に、適正な温度でスタイリングするようにしましょう。
洗い流さない(アウトバス)トリートメント
ドライヤー同様、ヘアアイロンの際にも事前にトリートメントを使いましょう
最近ではスタイリング(ヘアアイロン)用の事前処理剤のトリートメントなんかも売られています。
どうしてもヘアアイロンを使う際は高温処理になりがちなので、こういった事前対策が大事になってきます
毎日の少しの意識改革を
だいたい熱ダメージ対策に関してはこの辺りでしょうか。
ドライヤーやアイロンは毎日のことになると思うので、少しの積み重ねが後々大きく変わります。
ぜひ少しでも意識を高めてやってみてください!
②摩擦によるダメージ
摩擦というのは、髪とタオル・ブラシ・クシ・枕・髪の毛同士などとの間に起こる、物理的ダメージの事です。
この事で、キューティクルが剥がれやすくなります。
キューティクルというのは、外部からの刺激を保護したり、内部の水分などを外に逃さないという重要な働きがあるため、大事にしたい部分です。
タオルドライの注意点
お風呂上がりに濡れた髪をゴシゴシと拭いていませんか?
このゴシゴシも摩擦ダメージの原因になります。
濡れた髪はキューティクルが開いている状態なので、より無防備で傷みやすい状態です
その仕組みはコチラを↓
特にロングヘアーの方は不必要にゴシゴシと強くこすらずに、優しく包むようにして水分をタオルに吸わせましょう
「ゴシゴシ」ではなく「トントン」というイメージですかね(^^)
ブラッシング・コーミングの注意点
ブラシやクシで髪をとく場合、これも過度な場合は摩擦ダメージの原因となります。
濡れた状態から乾かす前、絡まったりしている場合など、まずフラットな状態にするために力任せにといていませんか?
絡まっている場合は毛先から少しずつ優しくブラッシング・コーミングしてあげましょう。
必要以上のブラッシングやコーミングはキューティクルを剥がす恐れがあります。
健康な毛髪はキューティクルがきれいに並んでいますが、いったん傷つくとそこから損傷部が広がっていきます。
無理にやると切れ毛や枝毛の原因にもなります。
もちろん「ブラッシングしてはダメ」という訳ではありません。
ブラッシング自体には汚れを取ったり、髪を整えたり、皮脂を髪全体に行き渡らせたりと、メリットはかなりあります。
あくまで過度なやり方がNGであると覚えておきましょう。
枕(寝る時)の注意点
横になって枕で寝る場合、この時も摩擦ダメージの原因になります
ただし、これは行為自体は絶対に避けられないので、いかにダメージを少なくするかがポイントになります
そのポイントは、しっかり乾かすこと。これに尽きます。
髪の毛というのは先述にもありますように、濡れているときがキューティクルが開き一番無防備な状態です。
そしてそれは半乾きの状態でも同じです。
「ある程度乾いたしもういいか」で終わってそのまま寝るのが一番危険です。
しっかり乾かしてキューティクルを閉じてあげれば、摩擦対策になります。
必ず乾かしきる事を心がけましょう
シャンプー時の注意点
シャンプーする時、しっかり泡立ててから髪を洗ってますか?
シャンプー剤を直接頭につけてからシャンプーするのは、泡立てる際に髪同士・髪と手の摩擦が発生します。
泡自体が摩擦を抑えてくれる働きもあるので、泡立た状態で髪につけましょう。
また、シャンプー剤を頭に直接つけるのは毛穴を詰まらせたり、洗い残しの原因にもなるので頭皮環境にも悪いのでご注意を。
洗い流さないトリートメントが効果的
摩擦対策に効果的なのは、「タオルドライ前」「ドライヤー前」「ドライヤー後」などに髪に対する摩擦抵抗を少なくするためにアウトバス(洗い流さない)トリートメントを塗布するのが良いです。
もちろん付けすぎはよくありませんが、何もしないよりは絶対に摩擦から守ってくれるのでやってみましょう。
美髪への道は日々の少しずつから成ります。
少しずつでも意識してやってみてください。
③紫外線によるダメージ
紫外線は皮膚だけでなく毛髪にも影響があります
毛髪はタンパク質(アミノ酸)でできているのですが、毛髪が紫外線を浴びると吸収し、アミノ酸が酸化して別の物質に変わってしまいます。(タンパク変性)
それにより、ダメージが起こり損傷の原因になります。
特に外にいる時間が長いと、パサついたり明るくなったりするのは紫外線の影響があるからと思われます。
そんな紫外線による影響を解説していきます。
乾燥・パサつき
紫外線で酸化した髪は、髪を保護するキューティクルが剥がれやすくなり、そのため中のタンパク質や保湿成分が外に流れてしまいます。
それにより乾燥・パサつきの原因になり毛髪のツヤも低下します。
乾燥した状態をそのままにしておくと、それが次は切れ毛や枝毛のダメージヘアの要因にもなるので注意が必要です
褪色
褪色というのはヘアカラーの色が落ちてくる(抜けてくる)現象です。
カラーというのは毛髪の内部にあるメラニン色素を脱色・染色することで発色させているのですが、紫外線の影響でそのメラニン色素が分解されてしまいます。
これにより、せっかく染めた色が分解されて色味が落ちてしまい、髪が赤茶けて明るくなっていきます。
また、紫外線によるメラニン色素分解が強くなると次に染める時の発色低下にも繋がるので要注意です
紫外線対策「UVケア商品を使う」
とはいえ紫外線も普通に生活する上で避けられない現象です。
なので、意識的に紫外線予防をする必要があります
紫外線予防にはUVカット成分が入った整髪料や、保護剤としてのアウトバス(洗い流さない)トリートメントを使うことをオススメいたします。
UVケア商品はスプレータイプの簡単なものもあります。
ちなみにUVケア商品でよく見る表示の解説もしておきます。
SPF
SPFとは、紫外線のUV-B(赤くヒリヒリする刺激が強い日焼け原因)を防ぐ効果を表したもの。
数値が高いほど効果も高い。
50を超えるものは「50+」と表示されている。
PA
PAとは、紫外線のUV-A(皮膚を黒くする原因)を防ぐ効果を表したもの。
「PA++++」など、+が多い表示ほど効果も高い。
※ただし、これらは肌に対しての表示であり髪に対して表示ではないそうです。
とはいえ、数値が高い方が髪にも良いとは思います
日傘をさす
ベタなやり方ですが、日傘をさすのも効果的です。
髪の毛は顔と比べて3倍の量の紫外線を浴びると言われています。
直接日が当たらない工夫も1つの手段ですね。
意識を高めるのが大事
紫外線は晴れてない日(曇り)でも90%近くは地上に届いていると言われています。
油断せずに普段から少しでも髪をケアする意識を高めましょう。
④ハサミ(カット)によるダメージ
意外かもしれませんが、ヘアーカットによる傷みも存在します。
その原因は「切り口」にあります
今回はその辺りを解説しましょう!
切れ味が悪いハサミは傷む
切り口を語る上で大事になってくるのはハサミの切れ味です。
切れ味の良いハサミでカットすると、断面もキレイな円状になります。
そうすると、断面の面積が小さくなるので髪の内部への影響も当然小さくなるためダメージは少なくて済みます。
反対に、切れ味の悪いハサミを使ってカットすると、毛髪の断面から傷んでいく場合があります。
それは断面が潰れるから。
切れ味が悪いハサミでカットすると切り口が押しつぶされてガタガタになります
するとそのガタガタの面から毛髪が裂けやすくなります。
結果、枝毛の原因になったり、毛髪内部の栄養や水分が外に流れやすくなります。
つまり、切り口をキレイに整える必要があるということです。
セルフカットの際は注意
髪全体を毎回ご自宅で切られる方は少ないかもしれませんが、市販されてるハサミは決して切れ味が良いとは言えません。
ご自宅でセルフカットされる方もおられると思いますが、安価なハサミで切るとそれだけで毛髪は傷む可能性がありますのでご注意を。
どうしても市販のハサミでご自宅で切りたいという場合は、せめて「文房具ハサミ」ではなく『髪専用のハサミ』を使いましょう。
美容師の使うハサミ
市販のハサミと美容師さんが使うハサミとの違いは何と言っても「切れ味」です。
美容師さんが使うハサミというのは、ハサミ自体の質も高いですし、いつも切れ味が良いように頻繁にハサミを研いでいます。
そして髪質やヘアスタイルによって使うハサミもたくさん使い分けています。
もちろん「切り方」もお客様の大切な毛髪が傷まないよう意識して切らせていただいています。
美容師さんのカットによる傷みというのはお客様自身で気をつけられる訳ではないので、こちらでしっかりと責任を持って意識を高めて施術させていただきます。
より良い髪型を提供できるよう知識・技術共に日々精進いたします!
⑤パーマ・ヘアカラーによるダメージ
これは化学的なダメージ原因ですね。
毛髪に対して薬剤を使用することになりますので、正しく行わないと損傷します。
化学的なダメージとは
カラーは毛髪内部のメラニン色素を破壊して新しい色を入れています。
パーマは毛髪のタンパク質の結合を分解・再結合させることで新しいクセを生んでいます。
つまり、どちらも一度破壊している訳です。
毛髪は減点方式
毛髪というのは自己修復機能がないので、いかにダメージを受けないようにするかが大事になります。
つまり、生えてきた時点の髪が100とすると、日々の生活の物理的ダメージやカラーやパーマの化学的ダメージでだんだんその数値は減ってきます。
カラーやパーマも必ず少なからずダメージはあります。
問題は「いかにそのダメージを減らせるか」という事になります。
だから美容師は日々勉強している。
毛髪のダメージが減点方式なのは変えられません。
でも、気になるクセや黒髪を変化させたいと思うのも当然です。
なので、美容師さんがお客様に技術としてパーマやカラーを提供する時は、プレトリートメントやアフタートリートメントを適切に行い、薬剤による毛髪のダメージを最小限にとどめることを意識しています。
以前のブログ『サロンカラーとホームカラーの違い』でも書いてますが、ホームカラーをされる方への注意点がここに繋がります。
よろしければ一読下さい(^^)
市販のストレートパーマ剤にはご注意を
ストレートパーマなども市販のものが出ているようですが、僕からしたら怖くて仕方ありません。
ストレートパーマは特に塗布量・放置時間などを髪質(量・太さ・ダメージ具合)などによってめちゃくちゃ慎重かつシビアな技術です。
1分でも長く置きすぎると怖い時があります。
それを説明書に記載されてる時間を鵜呑みにしたり、勝手に長くしたりすると100%余計なダメージが積み重なります。
できればストレートパーマは美容室でやってもらいましょう
カラー剤は長く時間を置いても意味がない
セルフカラーユーザーの方向けに補足ですが、カラー剤は必要以上に長く時間を置いても意味がありません。
カラー剤ごとに明るくなる限界が決まっているからです。
と思ってもそれは意味がなく、ただダメージを増やしてるだけだということを覚えておきましょう。
明るくしたい場合は「明るくなるカラー剤」を選びましょう。
カラーもパーマもできれば美容室で
とはいえ、セルフカラー・セルフパーマはやはりオススメできません。
髪は減点方式ということは、一度傷みきってしまうと復活させるのは難しいです
知識も技術も日々勉強しているプロにお任せいただけると幸いです。
⑥シャンプーによるダメージ
シャンプーというのはほとんどの方が毎日すると思います。
そんな毎日の事だからこそ、少しの差が後々大きく変わってきます。
化学的なことになりますが市販のシャンプーなどの洗浄力が強いシャンプーを使うと、それだけでも損傷の原因となるのです。
シャンプーの成分
シャンプーというのは洗髪に使う洗剤の事ですね。
洗剤なので、シャンプーの主成分は界面活性剤となります。
界面活性剤というのは、やはり少なからず髪の毛にダメージを与えます。
なので、どんな成分の界面活性剤が使われてるか、が大事になります。
界面活性剤をチェックしよう
界面活性剤の中でも、いろんな種類があります。
その中で毛髪や頭皮に対して優しい界面活性剤を選ぶ必要があります。
商品の裏面に記載されている「成分表」を確認しましょう。
成分表というのは配合量が多いものから順に記載されています。
界面活性剤は必ず上位に記載されているので、そこをチェックしたいですね。
NGな界面活性剤
まずはあまりオススメしない界面活性剤をご紹介します。
- ラウレス硫酸〇〇
- ラウリル硫酸〇〇
- 〇〇硫酸塩
- 〇〇硫酸アンモニウム
これらの成分が配合されているシャンプーは特に洗浄力が高く、髪や頭皮に負担をかけているので注意しましょう。
(洗浄力が高すぎるのは良くないです)
オススメ界面活性剤
地肌や毛髪はアミノ酸(タンパク質)で作られています。
なので、同じ成分である「アミノ酸シャンプー」がオススメです。
美容室で取り扱っているシャンプーはこのシャンプーが多いので、高価である代わりに安全と言えます。
オススメの市販のシャンプーは?
シャンプーの話をすると、よく聞かれるのが
この手の質問には、残念ながら
以前、僕自身ドラッグストアに行って片っ端から成分表をチェックした時に、ほとんどがオススメしない界面活性剤が使われてました。。
僕の知る限りは、なので密かに良いのもあるかもですが
年数回のサロンケアより、365日のホームケア
毎日シャンプーする方は年間365回シャンプーすることになります。
美容室でキレイにケアしてもらうとしても、年間で数回・多くて12回くらいでしょうか。
その差は歴然ですよね。
毎日のケアの意識を少し高めるだけでもかなり変わってきます。
髪質改善・美髪に少しでも意識を向ける方はシャンプー自体にもこだわって下さい。
ちなみに、オススメのシャンプーのやり方はコチラでご確認下さい↓
これらが皆様の参考になれば幸いです。
ではでは!
DDY hair(ディディーヘアー)
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京都府宮津市字鶴賀2146-1
TEL/FAX 0772-21-1039
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